去る6月4日のことでした。
なんでもうちのたんぼの1つをガレキ置き場に使いたいということで県や町の人がうちに訪ねて来るということでした。
当日になってみると4人も来ました。
いろいろと話を聞きました。
早い話が、これから復旧に向けてガレキ置き場が必要になるので土地を貸してほしいということでした。
どんなガレキを置くのか、どのような方法をとるのか説明を受けました。
そして支払いに関しても。
結果的には3年の契約で貸すことにしました。
契約上は返してもらう際には原状復帰で、ということになりました。
これからの流れとしては、除染し、除染で生じたガレキをガレキ置き場に一時的に保管します。
そのあと中間貯蔵施設に入れてから、最終処分場へ引き渡されるそうです。
まだ中間貯蔵施設も最終処分場も決まっていないということでした。
また、富岡町に関しては最終処分場は建設されないということでした。
その分どこかの県が犠牲になるわけです。
もともと東電と国の施策によりこうしたことが生じましたが、富岡町の住民も働き口が確保されたり恩恵を受けていた人がいるのも事実です。
富岡町のごみがいずれは他の県の処分場に送られる。
富岡町にとってはいいのですが、送られる方の県の事を考えると複雑な思いでした。
これから決まるであろうその県は何も恩恵は受けてこなかったはずです。
いったいこれからどうなっていくのでしょうか?
いつも誰かが犠牲にならなければならない。
それはわかります。
今回は自分たちでしたが、きっとまた別な誰かが何かの機会に犠牲になっていくのだと思います・・・