VIVIO廃車。今までありがとうね。

今年に入ってから母のVIVIOの調子が悪くなりました。

ちょうど仕事をしているときでした。

ボクの携帯に母から電話がかかってきました。
「途中でエンジンが止まってしまって、もう動かなくなっちゃった」
とりあえず安全な場所にうまく停めたということを確認してからいつもお世話になっているミツビシのお店に連絡しました。
「母の車が停まってしまったようなので対応をお願いします」

仕事の帰りにお店に寄って話を聞きました。
なんでもキャブレターが悪くなっているということでした。

無理もありません。
軽自動車、しかも3AT(3速オートマ)なのに頻繁に高速道路も乗りましたし、道の悪いところも無理して走りました。
そもそも3ATのギヤ比は低く高速道路を走るようには作られていません。

キャブレターは修理にお金がかかると予想されます。
それに、もう12万キロ程度乗っていました。

ただ今まで一緒に避難してきた車でした。
鬼怒川温泉に移るまで、ずっとアメショーさんの住まいにもなっていました。
この単なる軽自動車の貨物にどれだけ助けられてきたか。
本来、貨物は一番グレードの低い安い車です。
でも、貨物だから荷物もたくさん載せることができたのです。
それに丈夫でした。

母はいつも「ありがとうね」と車をさすっていました。

できたらエンジンもオーバーホールしてずっと乗ってあげたいとさえ思いました。
でも、修理してもあとどれくらい乗れるかもわかりません。

どうするか悩みました。
でも、意を決して廃車にすることにしました。

形のあるものはいつか壊れます。
人との出会いですらいつか別れが来るものです。

先月、廃車業者に引き取られていきました。
ボクが見送らせていただきました。

今まで、ありがとうね。

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