松川浦の思い出

ボクが小学校の時だったある夏休み。

いつものように富岡町に遊びに来ていました。

祖母と母と兄とボクと4人で相馬市の松川浦に潮干狩りをしに行くことになりました。

ボクは小学生。
家族の中ではまだだれも車を持っていない頃の話です。

富岡駅から電車に乗って恐らく相馬駅で降りたのではないかと思います。
相馬駅からは割と近いので恐らく歩いて松川浦に向かいました。

足を泥だらけにして貝を採ってきました。

小さなカニもたくさんいました。
そうですね。足の先端から先端まで10cmほどだったでしょうか?
飼うのにたくさんバケツに入れて持ち帰ることにしました。

何分昔の事ですので潮干狩り中の細かい事は覚えていません。

そして、帰りの電車の中で事件は起きました。

ボク達が乗った車両の向こう端の方で女子高生がキャーキャー騒いでいます。

「なんだろうねぇ」なんてみんなで話しました。
ボクが見に行くことにしました。

見に行ってみるとカニがたくさん歩いていました。

ん?

自分の席に戻ってバケツを見てみるとほとんどが脱走していました。

ボクのカニのようでした。

でも知らんぷりして家に帰りました。

その後のカニの運命はわかりません・・・

残りのカニはなんでも「カルシウムを取る」とかで母にから揚げにされて殻ごと食されてしまったようでした。

結局カニは全滅してしました・・・

 

 

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