足尾銅山へぶらりひとり旅

 

 

金曜日に栃木県に引っ越してきて3日目になりました。

ちょっとだけホームシックになりました。
トラがいない生活は思った以上に寂しいと感じます。つい、トラの写真を見てしまいます。

また、初めてのアパート生活にも戸惑いも感じます。

ボクはほとんどは、家族所有の家に住んでいました。
今の借り上げ住宅だって一軒屋であまり不満はありませんでした。

ところがレオパレスの台所ではとても料理はできません。あまりに狭すぎます。まな板を置く場所すらありません。
外食ばかりで、体を壊してしまいます。

それに洗面台は風呂場の中にあったりします。

どうやってすごしたら快適に過ごせるのでしょうか?
出るときは現状復帰ということですので汚さないようかなり気も使います。

それに、明日から新しい配属先で仕事が始まりますが、派遣社員として働くのは初めてで不安がよぎります。

派遣社員には即戦力が求められると言います。

でも設計対象も今までやってきたものと違いますし、マイクロキャダムを使うのも4年ぶりになります。

果たして、お客さんの要望に応えられるでしょうか?
不安に押しつぶされそうな気がします。

明日から1週間が正念場だと思います。

でも、ボクは明日から働く配属先のプロジェクトが終わったら今の派遣会社は辞めるつもりでいます。
母のことも猫たちのことも心配で仕方ありません。

そのときはもう機械設計の仕事は辞めるつもりです。
ほかに何ができるのかはわかりませんが、製造業は海外への移転が続き、国内での需要は減少傾向にあるからです。

時代の流れには逆らえません。仕方ありません。

不安に押しつぶされそうに感じたので気を紛らわすために出かけることにしました。
天気はあまりよくないようですが、家にじっとしているのも辛いので。

震災で栃木に避難しているときも足尾銅山には行ってみたいと感じたことはありました。
でも、やはりそんな気分ではなかったのです。

だから今日はその、足尾銅山に出かけます。

本日の空

出かけるときは小雨が降っていました。
アパートを8時には出ました。

まずは高速道路を通って向かいました。
高速道路に入ると濃い霧が発生していました。周りの車もヘッドライトを点けていました。
でも、危険を感じるほどではありませんでした。

高速の出口では、紅葉の時期なので渋滞が心配でしたが、あいにくの天気のためか渋滞は発生していませんでした。
まだ、ばあさんが生きているころ、数年前に来たときはすごい渋滞で高速の出口付近を抜けるまでに1時間は要しました。

下道に入り、国道は紅葉した山の中を抜けて走っていました。下道に入るころは霧は多少はれていました。

 

すぐわきには渓谷が流れています。

車を止めることができそうなところがあまりありませんでしたが、時間があればじっくり観察したかったです。

足尾銅山に向かう途中にふと、見慣れない建物をみつけました。

見慣れない煉瓦造りの建物があったので、なんだろうと思って車を降りてみました。
「古河 掛水倶楽部」という表示板がありました。

どのようなものかわかりませんが、とても興味が出てきたので入ってみます。
入場券を購入して見学です。

どうもやはり銅山関係の施設らしいです。
中は撮影禁止でした。

まずは入ってすぐ隣の建物へ。


中には、昔の電話の交換機やたくさんのトラック用のバッテリーをつないだような蓄電器(?)などがありました。
電話関連の過去の遺物なのでしょうね。

奥の一番大きな建物に向かっていく途中、このような看板が。

外から見えたのは、倉庫だったのですね。

さらに奥へ。正面の大きな建物へ向かいました。

実際に中に入ると、とてもすばらしい調度品の数々が展示してありました。

ビリヤードの玉が象牙だったり、ピアノの鍵盤も象牙でした。
テーブルも床も材料は厳選された木材が使用されているそうです。
タイルでできている暖炉もすばらしかったです。確か輸入品だったと思います。

和室もすばらしく、まさに「財閥住宅」です。

中から外を見れば栃木の大自然が目に入ってきます。
眼前には豊かな山の木々と、見下ろせば渓谷です。

建物自体は古いものだと思いますが、すごく贅沢で、それでいて安らぐ空間でした。
昭和初期の建物は、今の建物にはない優しさがあります。

ガラスも昔ながらの歪みのあるガラスが使われていました。

中でまったりとコーヒーをいただく事もできます!
(コーヒーは別料金)

メインの建物を見学した後は周辺の散策をしました。

すぐ隣には、かつての社宅群がありました。
ここだけ昭和初期から時の流れが止まったかのような情景が広がっていました。

社宅内部も見学できました。

ここは今は、鉱石のサンプルが多数展示されていました。

社宅をぐるっとまわって「裏庭」に向かいます。

何と防空壕がありました。
ここを通って裏庭に出ることができます。

内部

裏から見たメインの建物。
裏から見ても美しい建築です。

特に1階部分のつくりが興味深いです。
石の列柱のようなものがありました。

裏庭。

すばらしいです!

社宅群の方へ戻って、他の社宅へ。

重役の社宅。
中は広々とした和室の空間が広がっていました。

見学していろいろな事がわかってきました。
やはり、メインの建物は、銅山の経営者の自宅ないし、別荘のようなものらしいです。
今は見学用に公開されているようです。

ぜひ一度ご覧になることをお勧めします。

たまたま通りがかっただけでこのようなすばらしいものに巡り合えるとは。

古河 掛水倶楽部を見学して、本来の目的地である「足尾銅山」へ向かいます。

学校で、かつては痛ましい出来事があったと習った記憶があります。
でも、「るるぶ」には今は閉山となり中を見学できると掲載されていました。

途中、さらに何やら人が集まっている建物があったので、見てみることにしました。
駅のようです。

「足尾駅」


線路の頭頂面にサビはみられず、現在も使用されているようです。

でも、なぜ観光地化しているのでしょうか?よくわかりませんでした。
駅ってこんなに自由に出入りしていいのでしょうか?
実際、多くの方が線路内に入ったりしていました。

しかし、古い駅舎と紅葉の山々のなんとマッチしていることか。

お疲れ様でした。

駅を見た後、足尾の街を抜けていきました。
まだ小雨は降っていました。

変電所でしょうか?
かつては賑わっていたのでしょうけど、足尾の街は閑散としていて、古い建物が続いていました。

そして。


なんと銅山内部へはトロッコに乗っていきます。
5分ほどではありますが、ディズニーランドのアトラクションよりもかなりリアルでした。

途中機関車の切り離しなどありまして、雰囲気作りなのでしょうか?

いざ、銅山内部へ

中に入ると、時代の変遷を見ることができました。
手掘り時代から、機械化の時代へ。

前を歩いている人はおじいさんでしたが、どうもかつてここで働いていたようでした。
隣の人との会話から察しました。

真黒くなりながら仕事をして、帰りに温泉で体をきれいにしてから帰宅したそうです。
周囲に温泉が多いのもうなづけます。

中は狭く、また、薄暗く、時折上から水滴が落ちてきました。

過酷な労働だったと察せられました。

落盤事故などもきっとあったことでしょう?

ご飯食べてるとこ

お土産屋では、売店のおばちゃんがとても人のよさそんな人だったので、つい買ってしまいました。
母にお土産として持って行きます。

でも、今回は残念なことがありました。

最近はブログもはやっているのだと思います。
デジカメでは手軽に写真を撮れます。失敗すれば削除し何回でも撮りなおせます。
昔のフイルム時代からすれば保存方法も段違いに楽です。

資料展示室に入ってみると三脚を使って一眼レフで写真を撮っている人がいました。

「あーあ、来ちゃった」。

ほかの客が、さも邪魔だといわんばかりでした。
それから展示物をじっくり見もしないでさっと帰っていきました。

旅の目的を逸していませんか?
ブログつくりが目的なのですか?

それもいいかもしれませんが、感動する気持ちがなければいい記事は書けませんよ?
まずモノを見て、そこから感じたことを書くのが一番大切ではないのですか?

結局、文章には人柄が表れるものだとボクは確信しています。

自分がおもしろいと思ったことこそ、他の人の心も動かせるのではないですか?
暖かい気持ちがなければ、人間味にあふれた文章は書けません。

本当は、温泉にも入るのに準備はしてきましたが、明日に備え早めに帰宅しました。

天気予報とは裏腹に帰宅する際には少しの晴れ間ものぞいていました。

でも、明日からは寒くなるそうです。

 

 

参考資料:
古河 掛水倶楽部
0288-93-3255(平日)
http://ashio.shokokai-tochigi.or.jp/main/kakemizu/jtyan.htm

「足尾銅山観光」
栃木県日光市足尾町通洞9−2
288-93-3240

 

 

 

 

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