富岡町の自宅に用事があり2週間ぶりに自宅に戻りました。
東北地方は秋まっさかり。
空気はカラッとしていて、すがすがしい日々が続いています。
少し山に目を向ければ、紅葉が始まっています。
去る、15日に6号線が全面的に開通になりました。通行証がなくても誰もが通過できます。
これで、毎回毎回、検問所で嫌な思いをすることもありません。
ただ、福島第一原発付近の空間放射線量はかなりのものです。3年以上が経ったとしても、道路の除染をしても、全く状況は改善されていないと感じるのはボクだけでしょうか?
安易に何度も通行するのは危険です。
ただ、やはりそれでも、そういう場所で仕事をしている方も大勢いらっしゃいます。
他人のことですが、心配です。
富岡町で、ふと、ある田んぼに目を向けると重機でなにやら作業しているようでした。
田んぼの表土をはぎ取っているようでした。
農家の方にとっては、農作業が命です。
果たして、富岡町で農業が再開できる日はいつになるのでしょうか?
最近いっそう、仮設住宅で「ひきこもり」や「うつ病」や、最悪の場合は「自殺」が増えているようです。
前双葉町長から、パチンコなどをやって、好きなことをやっている人はいい方だという話を聞きました。
「好きなことをして生きのびましょう」と。
その言葉はとても暖かく、それでいて痛いほど実感できる言葉でした。