もはや挙式から1年ほどが経ちました。しかし、ほぼ半年は別居状態でした。かたや日本、かたやフィリピン。新婚生活かどうかは知りませんが、二人の生活が始まりました。
家財道具もあまり充実していません。こまごまとした色々なものを買わないといけませんでした。またもや経済的に苦しい窮地に立たされました。
二人でスーパーに買い物にでかければ、幾人かの女性が声をかけてくれました。
「 お腹大きいですね ! 」 「 幸せそうで羨ましい ! 」
はたから見ればどんな夫婦に写るのでしょうか?妻はフィリピン人、色も黒いです。しかも背はかなり低いです。ボクは中年男。まさに不釣り合いの夫婦とも言えます。
しかしされど夫婦なのです。
妻はがんばっておいしい料理を作ってくれました。オムレツとか。鶏肉を使ったフィリピンの料理とか。おいしいです。
しかし、ネットはまだつながっていませんでした。さすが過疎地帯! 家には地デジのアンテナすらありません。テレビすら見ることもできません。
少し暇? でも楽しい数日が過ぎていきました。
妻はもはや妊娠39週でした。でもまだ生まれないだろうとボクは考えました。 しかし、陣痛は突然に訪れると聞きます。ボクがいないときに生まれそうになったらいったいどうすればいいでしょうか?仕事に行っている間に陣痛が来たら?会社から家に戻り病院に行くとなると4時間はかかります。
フィリピンから日本語を話すことができる妻の姉も日本に来ることになっていましたが、ビザの関係でまだ来ていません。
常に不安な気持ちでいっぱいでした。妻の命にかかわることだからです。
次の妻の妊婦健診は5月10日でした。しかし、もうすぐ土曜日。平日は仕事を休みたくないので、病院は土曜日に行くことにしていました。
でも、その日に会社の駐車場に着いたとたん病院からすぐに妊婦健診に来てくれとの催促の電話が来ました。
折角会社に着いたのに・・・。
やむなく急きょ家に戻り妻を病院に連れて行くことにしました。
自宅から病院までは2時間かかります。本当は近くの病院で出産するのがベストなのでしょうが、女医のいる病院がありませんでした。
コンビニで妻にアイスを買ってあげて、妻はおいしいと食べていました。病院に向かう道中、ちょうど1時間ほど走ったころでしょうか?
妻がいつもと様子が違うと言い出しました。お腹がすごく張るのだとか。少し苦しそうにも見えました。これは大変だと考えました。すぐに病院に電話しました。着いたらすぐに診てと。
途中からは高速道路を使いました。
病院に着いたのはおそらく1時か2時だったと思います。
あー、なんとか無事に病院に着くことができたと心底安堵しました。
しかし、それからが大変でした。
Caution ! ” Lolo Kazu ” ” フィリピン国際結婚相談所 マリッジキューピット ” !
( name : 松橋 和幸 ( kazuyuki matsuhashi ) )
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