ドイツ製で有名なのは、本場ドイツのロットリングとステッドラーです。
それぞれ何シリーズかのコンパスがあったと記憶していますが、ほとんどの機種で、ロットリングは部分的にワインレッドのような色の樹脂部品を採用しているためすぐわかりますし、ステッドラーは部分的に青の樹脂部品を採用しています。
・製図ペン
ロットリング製 製図ペン ラピッドグラフ
線の美しさはカラス口にはかないませんが、どんな人でもそれなりにきれいな線がかけます。
・カラス口
ドイツ式の場合は、すべてのものではないのかもしれませんが、先端が開き、掃除しやすくなっています。
やはり先端は、エンピツ(芯)にも交換できますし、シャープに交換できるものもあります。
先端の大きさによって、得意とする線の太さがありますので、何種類かは必要になります。
・大型コンパス
・中車式中型コンパス
操作スピードは落ちますが、微調整が効くため精密な円を描くのに使用します。大きさによって得意とする径の円がありますので、コンパスも何種類かは必ず必要となります。
・デバイダー
寸法を移し取るのに使用します。
製図とは分野は違いますが、海図を読み解くのにも使用するようで、船舶の備品として海図と一緒に納入します。
・ドロップコンパス
きわめて小さな円を描くのに使用します。
扱いがとても難しく、きれいな円を描くのは困難です。
経験上、テンプレートを使用して製図ペンで描いてしまった方が楽できれいに描けます。
・単頭回転カラス口
扱いにはそれなりに熟練を要します。
(随時更新予定です。)