はじめてのマイカーはトヨタのカムリでした。
カムリとしては2代目に当たると思います。
恐らく金型が3DCADで設計されていない時代の車だと思います。
特有の角ばった形をしていました。
ただ今考えるとなかなか味があっていい車だったなと思います。
お父さんが車屋を経営している東京の知り合いからただでいただきました。
車自体はいい車でした。
でも乗り手自体が散々でした。
車が来て試しに町に買い物に出かけることにしました。
後ろの座席には祖母を乗せて。
あれは忘れもしない雨の日でした。
ワイパーという存在をすっかり忘れていました。
もしかすると教習所では雨の日に練習していなかったのかもしれません。
きっとそうです・・・
ワイパーも動かさずに国道を走りました。
うーん、前見えないなぁ?
なんて考えた記憶があります。
でも事故も起こさず幸いでした・・・
何分昔の事ですので詳細は忘れました。
恐らく途中で気が付いたかしたのだと思います。
帰りはちゃんとワイパーを動かして帰ってきました。
脱輪は数回に上ります。
いろいろなところに突っ込みました。
本来は高級車なので車体は大きいです。
感覚が全くつかめていませんでした。
それから狭い道で無理に切り替えしてUターンしようとしたり、ホント散々でした。
その時は垣根に突っ込みました。
1度は池に落ちそうになりました。
袋小路に入ってしまいました。
引き返すにはバックで戻らないといけません。
脇には池がありました。
嫌な予感がしていたのですよ・・・
案の定1輪池に落としました。
運がよかったです・・・
知り合いが乗っていたので雨の中一緒に引き上げてもらいました。
世の中にはこういうマヌケな人もいるのですよね・・・
当時は祖母と2人暮らしでしたし、車についてアドバイスをしてくれる家族もいませんでした。
失敗も多かったですけど試行錯誤でがんばりました。
1年ほどで廃車になりましたが、見るも無残な姿で全体的にボコボコでした。
今ではいろいろなところへドライブに出かけるようになりました。
もう車のない生活は考えられません。
週末といえば車の手入ればかりています。
きっと近所の人は変人だと思っているに違いありません。