自動車教習場

ボクは正直 車の免許は取るつもりはありませんでした。

学生のころは、もし、人をはねてしまったら・・・
そればかり頭にありました。
それに家族の中に免許をもっている人はいませんでした。

車といえばたまに乗るタクシーくらいでした。
なじみのない乗り物でした。
高校を卒業すると同時に一人暮らしをしている祖母のところに行くことにしました。
福島県の浜通りです。

当然生活のために車が必要です。

それで必要にせまられて取ったのが始まりでした。
教習場では苦労しました。

学科はよかったのです。

でも、実技がまったく駄目でした。
今はどうなっているのでしょうか?
当時は訓練を受けると成績書(?)のようなものにハンコを押してもらいました。

運転はホント下手で、ハンコは欄を完全にはみ出していました。

結果は30時間以上オーバーで、60歳のおじいさん並との評価をもらいました。

親はさぞかしお金かかったでしょうね。
ボクの後に兄、そして母もとりましたが、ボクの車に乗っていて乗り慣れているせいか割とすんなりいったそうです。
母に関しては50歳を超えていました。でも10時間オーバー程度だったようです。

車になじみがあるかどうかでそれほどまでに違いがあるものなのですね。
ん?単にボクが下手なだけだって?

確かに、そうかもしれませんが・・・
今では車でいろいろなところへドライブに出かけるようになりました。
もう車のない生活は考えられません。

週末といえば車の手入ればかりています。

きっと近所の人は変人だと思っているに違いありません。
でも、最近は若者の車離れが進んでいます。
そういう事がしだいに製造業離れにもつながっているようです。
自分の車好きの事を話すと製造業に携わる人であれば理解してくれます。

「最近は手を汚しても平気な人減ったねー、最近の子はゲームばっかりだね」って。
モノづくりってホント楽しいものですが、その楽しさってどうやって伝えていったらいいのだろうか?
このままでは日本の技術力が低下する一方ではないでしょうか?

 

 

ひき逃げ

あれは、忘れもしない、高校の受験のために願書を提出しに行った帰りでした。

とある交差点で、信号が青になったので、ダッシユしました。

そして、左から赤のユーノス・ロードスターが・・・

数メートル飛ばされました。

乗っていたのは、金髪か茶髪のガラの悪そうな若い男でした。

その後ボクはびっくりして家に脱兎のごとく逃げ帰りました・・・。

家に帰り母に話すと、無事でよかったねぇ、と。

家族がだれも車を持っていなかったので、警察に届けることも思いつかなかったです。

それっきりです。

ボクもケガもなくてよかった。

でも、きっとバカなのは、その時に頭でも打ったのでしょうか?

 

 

 

マヌケ、再び・・・

これは割と最近の出来事です。

1歩間違えば大惨事になっていました。
まだ母のVIVIO(AT)があった時の出来事です。数か月前の事です。

母はVIVIO(AT)の調子が悪くなったのでミラジーノに乗り換えました。
ただVIVIO(AT)ももったいないし、荷物もたくさん載し、何より思い出深い車でした。
だからよくよく駄目になるまでボクが乗ることにしました。

乗り換えてから買わないといけないのは冬用のタイヤです。

でも、ミラジーノ納車されてから確認してみるとVIVIOのホイールがそのまま付けられそうでした。
VIVIOにはブラックレーシング製のレトロな8本スポークホイールを付けていました。
ワタナベホイールのものにとても似ています。

これは助かった、今まで使っていたアルミホイールが使えると喜びました。

それでミラジーノのダイハツ純正タイヤ(ホイールはスチール製)はもったいないからVIVIOに付け替えることにしました。
そんなで数日後富岡町への一時帰宅がありました。
高速道路を走っているとなんだかタイヤに異変を感じました。
ハンドルがかなりブレます。

ん?

10年くらい前のランサー事件が頭をよぎりました。

それですぐに次のインターで降りてナットの点検をしました。
異常なし。なんだろう?

それでまた高速へ。
でもやはりブレます。
これはホイールのバランスかな?

自宅に向かう途中の南相馬市のガソリンスタンドで再度バランスをとってもらうことにしました。

「お客さん、このホイール使えないよ」
「えっ!、普通に付けられたけど?」
「ハブ径が違うよ」

はじめ意味が分からず、実際に見せてもらうと、なるほど・・・。

ダイハツの純正ホイールのセンターの穴って小さいのですね。

車両のホイールを取り付ける部分って、ホイールのセンターが出やすいように1センチほどの「立ち上がり」(センターハブと呼ぶようです)があります。
本来はそこにホイールのセンターの穴がすっぽり入ってセンターがでるように作られています。

スバルのその「立ち上がり」はダイハツのホイールのセンターの穴より大きいから、すっぽりはまりません。
現状ではホイールが「立ち上がり」の部分に当たっている。
つまり早い話、すっぽり奥まではまっているのではなく、1センチくらい浮いているような状態でした。

「このままでは危険です」

今回も運がよかったです・・・。
自宅に置いてこようと使わない社外ホイール付のタイヤを積んでいました。
それでそれに交換してもらいました。

ちなみに、社外品のアルミホイールはどのメーカーにも付けられるようにセンターの穴が大きく作られているそうです。
知りませんでした・・・

世の中にはこういうマヌケな人もいるんですよね・・・

三つ子の魂100までも。
ボクのマヌケな性格は死ぬまで治らないと思います・・・

知りませんでしたでは済まないこともあるのです・・・
身をもってそれを知りました。
(母も乗っていましたがこの事実は内緒にしてあります・・・)

参考資料
ダイハツ ミラジーノ ハブ径 φ54
スバル VIVIO ハブ径 φ59
社外ホイール ハブ径 φ73がほとんど