母が 「 慢性肺高血圧症 」 になり、慶応大学病院で一命を取りとめて何回目かの春。
母が再びカテーテルによる治療をしなければならない時期になりました。
今回は、とりあえず治療の日取りを決めるために母を慶応大学病院に連れて行きました。
長い連休明けの月曜日、仕事を終えた後に出かけることになりました。
自宅を出たのは午前2時でした。多分片道8時間はかかると予想されます。
宮城県北から、福島県、茨城県を抜けてようやく首都高に入りました。
一年ぶりの首都高の運転でした。途中、分岐点を間違えてしまいました。ボクはあいにくナビは持っていません。携帯もスマートフォンではありません。
一体どうしたらいいでしょうか? 慣れない東京の道です。
でも、標識を確認しながら銀座方面に進んでいくと今までとは別なルートではありましたが、 まぐれで慶応大学病院のある 「 外苑 」 に着くことができました。
ホントに胸をなで下ろす瞬間となりました。
病院では、母は一通り一般的な検査を受け、2時に問診の予定です。
だからボクは車の中で寝ていました。
お昼ご飯は近くのラーメン屋で食べることにしました。
日高屋は以前ボクが住んでいた東京の下町にもあって よく食べに行きました。とても懐かしい想いがこみ上げてきました。
安くておいしいのです。
昔、良く食べたのは何だったっけ? 思い出せません・・・。
多分、五目あんかけラーメンだったかな? 五目あんかけラーメンを注文しました。
しかし残念、昔食べたものと違いました。だとすると多分、とんこつラーメンしかありません。次回はとんこつラーメンを食べます。
そんな風に時間を過ごしていたら母が戻ってきました。
治療は7月に決まりました。
カテーテルによる治療は、死の危険もある治療です。痛みもかなりのものだといつも話しています。
でも、今の母の命があるのはこのカテーテル治療があってのことなのです。日本では慶応大学病院くらいでしか受けられない高度な治療です。いえ、世界でもこの病院くらいと言えます。なぜなら海外では死亡率のかなり高い治療方法だからです。しかし、慶応大学病院での失敗例はないと聞きます。母の主治医は比較的若い先生なのですが、高度な技術の持ち主なのです。でも人によっては治療を断られる場合もあります。
どうか、今回も無事に終わってくれますように。
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( name : 松橋 和幸 ( kazuyuki matsuhashi ) )
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